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Ｙｕｍｉｎｇ
ＳＵＲＦ＆ＳＮＯＷ　ｉｎ　Ｎａｅｂａ
ｖｏｌ．２２　２００２
Ｎａｅｂａ戦記２００２
MITSUBISHI　MOTORS　Presents
“Yuming Heart-Beat Cup”参戦記
　　　　
「ユーミン杯」のコースです。
場所は苗場第５高速リフトのすぐ横、
ちょっと見えにくいですが、フラッグはスノボ用のです。
　　　　　　
　今年も去年に続き、苗場コンサートの期間中、コンサートがある日には、ユーミン杯“Yuming　Heart-Beat　Cup”が開催され、私も参加してきました。
　このスキー・スノボレースは、今年はエンジョイレースとスプリントレースの２種目あり、エンジョイレース（スキー、スノボとも可）は、昨年と同じく、ユーミンとバンドメンバーのうちの誰かが、その日滑ったタイムに一番近いタイムで滑った人が優勝、今年新たに追加されたスプリントレース（スキーのみ）は、男女別に、一番早いタイムを出した人が優勝です。去年は、優勝者は、コンサート中にユーミンに表彰されたのですけれど、今年はコンサートの時間が長かったからか、授与式は、コンサート終演後、グッズ販売会場、エーデルワイスで行われました。また、協賛の三菱自動車からも、下の写真のような参加賞（携帯ストラップ）が出ました。（これはゴール直後にもらえます）
　あくまで、メインは、エンジョイレースのようで、こちらの優勝賞品は、スキー板かスノボ板。スプリントの方は、腕時計でした。スプリントの方には、元国体選手とか、大学のスキー部出身なんて人もかなり出場するようなので、自身のスキーの足前からすると、私が参加すべきは、当然エンジョイと言うところなんですが・・。苗場に着いて、約１年振りにスキーを滑り出すと、やはり、自分がどれだけスピードを出せるか、試して見たくなってしまい、スプリントレースにエントリーする事に決めました。勝ち目は全然無いのですけどね（苦笑）。
　実は、ユーミンとスキーの思い出は、私の中では強烈に結びついています。ユーミンの曲を聴いた最も古い記憶が、高校１年の時、高校のスキー合宿から帰るバスの中、曲は「あの日にかえりたい」でした。これが、２７年前、昭和５０年の暮れ、まだ「荒井由実」の時代で、私がスキーをしたのもその時が最初でした。
　レースコースは、苗場第５高速リフトのすぐ横、去年と同じ場所でした。最大でも斜度は１５度くらいで、一部平らに近い場所もあって、スノボでは、少々辛いコースです。それと去年どうだったか、よく覚えてないですが、今年はゴール地点に放送ブースがあり、ディスク・ジョッキーがスピーカーで、スタート前に出場選手の名前を読み上げ、滑っている途中にも、その様子を実況中継します。それも、この声って、少なくともホテル前ゲレンデ全体に響くような大声なんですよね（笑）。
　１日目、下のゼッケンの通り、エントリー番号は３０番で、出場順はかなり後の方です。出番までは、隣のゲレンデで、練習するつもりで、ちょっと様子を見ようと、レース開始（１３：４５）頃に、スタート地点に行ってみると、丁度、ギターの中川さんがスタートするところでした。エンジョイレースの基準タイムを決定するための試走の様でしたが、この時のタイムは２４秒台。これでは、早過ぎるので、その前に中川さんが流して出したタイム（３３秒台だったと思います）が基準タイムとなりました。去年、ほぼ同じコースで、私が出したタイムは、３４秒９９。中川さんのタイムを見ても、男子の優勝タイムは２０秒台の前半となりそうなので、優勝はおろか入賞も無理ですが、とにかく、コースアウトや転倒せずに、昨年のタイムを上回る事を目標にしました。
　いよいよ私の番、テレビで見たソルトレーク五輪のアルペン競技選手のスタートを参考にして、思い切り蹴り出して、後はひたすら思い切りスピードを出しつつ、旗門（このフラッグ、ボード用のでしたけど）をうまく通過することのみ心掛けました。で、タイムは３１秒３７。すでに２４秒台の記録が続々出てましたので、この時点で入賞（３位以内）もなし。昨年よりは少し速いタイムでしたが、ここまで来たら、翌日も思い切り滑って、せめて３０秒は切りたいと思い、次もスプリントで出る事を決意しました。この日の優勝タイムは、男子で２４秒台、女子で２６秒台でした。
　知合いでこの日、上位入賞された方に、姿勢を低くする事や、ターンの時、エッジをできるだけ立てずにスピードを落とさない事など、アドバイスを貰い、翌２５日の午前中は、それをゲレンデでいろいろ試してみました。そして、ブリザーディウム下の申し込み受付にちょっと早く行ってみたら、まだ一人しか来ていなくて、エントリー順は２番でした。
　申し込みを終えて、スタート地点まで行ってみると、そこに滑り降りてきたのは、何とギターの市川さん。ライブでのユーミンのMCによれば、バンドメンバーの中では、もともとスキーは中川さんが群を抜いていて、「苗場の天皇」と言われていた位ですが、市川さんもいつからか負けない位に上手くなったそうです。市川さんは、私の見ている前、何度も往復してきて、タイムトライアルを繰り返してました。この日のエンジョイレースの基準タイムは、市川さんではなくて、振り付け師のトマト先生がボードで出した、３８秒台の記録でした。
　いよいよ競技開始時間になり、スタートゲートの前に並んだところで、その前にもう一度、市川さんが、試走に入り、何と記録は２２秒台。確かにユーミンの言った通り、中川さんに負けず劣らず速かったですね。そしてすぐに私の番。アドバイスの通り、姿勢を低くしてみると、確かにスピードは出ますが、身体がそのスピードについて行けず、何度となくバランスを崩してしまいました。何とかまとめてゴールすると、タイムは３１秒２１。昨日よりは良いタイムでしたが、３０秒を切る、という目標は結局達成できませんでした。
　ゴール地点では、さきに滑り終えていた市川さんが、気さくにゴールした出場者を笑顔で出迎えてくれたりで、このレース、メンバーとファンのささやかな交歓の場にもなり、おもしろい企画と思います。苗場コンサートが続く限り、やってほしいところですね。私も、齢・中年、身体・青年、心・少年の精神でスピードアップして、同じコースならば、是非３０秒を切りたいところです。　　
　　　　　　
ユーミン杯（Yuming　Heart-Beat　Cup）のゼッケン
これをウェアの上に貼って出場します。
エンジョイレースの場合、ナンバーは黒、スプリントレースのナンバーは赤です。
私は、２日ともスプリントでした。
　　　　　
ユーミン杯参加賞の携帯ストラップ
左の黄色が２４日、右の黒が２５日の分です。
　　　　　
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